2008年11月20日

恐怖の支配する時

★GM、クライスラー、フォード、のアメリカ自動車メーカービッグスリーを巡るドタバタが、いよいよ正念場となってきました。救済のため、アメリカ政府が低利でこれらのメーカーに融資をする、という法案を民主党が議会に提出したものの共和党の反対などで成立する見込みがなく、今週内の議決を見送ったそうです。

★日本では、バブル後にユーノスやらオートザムやら、アンフィニやら、いろんなわけわからんマルチチャンネル体制を敷いて拡大した末、瓦解したマツダを、フォードが助けました。また、旧態然とした日産は、ルノーが助けました。コストカッター”カルロスゴーン”が、ばっさばっさと日本的商取引を否定してコストを絞りまくりました。
斯くして、マツダも、日産も立派に再生しました。

★クライスラーは、確かダイムラーと合併していたはずです。しかし、収益改善がうまくいかず、袂を分かちました。多分、ビッグスリーは大きすぎるし、救済してもあまりうま味がないのでしょう。。退職者への年金や、医療保険の支払いが莫大だ、とも聞きますし。。

★特にクライスラーとGMは、資金繰りが厳しく、年内にも厳しい状況になるようです。オバマ氏は、チャプター11(所謂民事再生法)に至ったとき、影響が大きすぎる、として、救済する方向を示唆しましたが、ブッシュ氏は、どちらかといえば、救済に否定的のようですね。

★個人的には、あまり詳しくないですが、いま政府が救済しても、一時的な資金繰りが楽になるだけで、今後の厳しさは余り変わらず、結局、また貸してくれ、になりそうな気がしますね。金融機関の救済は、金融システムを守る、という大義名分がありますが、自動車メーカーに、雇用への影響が大きすぎる、という理由で、ずるずると国がお金を貸しこむのは、いかがなものなんでしょう?

★ただ、だからといって、GMが、クライスラーが本当に破綻してしまうと、そりゃあ、確かに影響は大きいでしょう。リーマンショック再び!!状態になるでしょうね。株式市場も、再び、”恐怖の支配する時”が来るでしょう。

★そうなったらそうなったで、仕方ないですね。でも長期的には、そちらの方がいいような気がします。ずるずると引き延ばして、傷口を大きくするのはバブル後の日本だけで十分です。

★来年中盤あたりまでは、まだまだ波状攻撃的な危機が来るかも知れません。再び日経が7,000円を割り、6,000円に迫りそうになったときに、出動できるような体力をつけるべきかなあ、と思っています。とにかく、生き残りましょう。


posted by est at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場雑感 | 更新情報をチェックする
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