2016年06月25日

大英帝国:終わりの始まり

★いろいろ多忙を極めているのですが、イギリスがEU離脱を決めた歴史的な1日なので記載しておきます。

★私は問うてみたい。。そもそもキャメロン首相はなぜこんなアホな国民投票をやったのか?2年前のスコットランド独立の時もそうですが、現状維持か?それとも変革か?という問いには、それだけで変革を選択する方にバイアスがかかるはずです。現状に満足している人なんて、そうそういるわけではない。そういう人にとって、なんかよくわかんないけど、今のままじゃ嫌だよね、となると、変革の方へと誘われるはずです。そもそも現状維持には国民投票は不利なんです。移民は押し寄せてきて自分らの職は奪われる、という現実を目の当たりにすると、成長率が落ちるだの、と言われても、そんな先の話はわからんよ、とにかく現状を変えたい、となるのは、まあ、当たり前ではありませんか?

★オバマ大統領の選挙戦のキーワードは、チェンジ!でした。国民は熱狂し、チェンジ!を選択しました。その結果、何か大きく変わったのでしょうか?何も変わらない失望感は、トランプ大統領を迎えつつありますね。。わが国でもありましたよね。子ども手当26,000円。高速道路無料。最低でも県外。。国民に熱狂的に迎えられた民主党政権って、どうなりましたっけ。。。国民に選ばせる、と言ったって、国民だって詳しい事はわかんないことが多いし、国民だって間違える。感情が絡んでくるとなおさらです。国民を正しい方向に導くのもリーダーの仕事でしょ?

★選挙は義務だし、最悪政権選択はやり直すことが出来る。しかし、国民投票は義務ではないし、EU離脱は一度やってしまうと、もう後戻り出来ない(ですよね)。

★場合によっては国を瓦解させ、滅ぼしてしまうような選択を、専門家ではない国民にさせてしまうこと。。感情的になってしまって、理性的な判断ができにくい選択を国民にさせてしまうこと。一度踏み出すともはや後戻り出来ない選択を国民にさせてしまうこと。この時点でキャメロン首相はアウトだと思うんです。こんなリスキーなことは、決してやってはいけない。絶対に阻止せねばならない。坊ちゃん育ちなんでしょうか?太平洋戦争開戦もそうですが、国を滅ぼすという意味ではそれに匹敵する愚挙ですね。。そういう意味でキャメロン首相は歴史に名を残すでしょう。。

★さりとて、キャメロン首相と同じ、オックスフォードで学んだボリスジョンソン元ロンドン市長。EU離脱派を率いた人で、キャメロン首相の有力な後継候補となっているようですが。。。この人、EU離脱が引き起こすインパクトを正確に理解出来ていたはずなんですが、なんで離脱派なんですか?まさかとは思いますが、国を売って首相の座に就こうなどとは、、、思いたくないですね。。

★今後、イギリスは混乱と混沌に包まれ、分裂してしまうでしょう。EUはイギリスの後に続く国が出るのを恐れるでしょうから、イギリスは厳しい条件を突きつけられ、”EUを離脱したらこうなるんだぞ”、と見せしめにされるような気がします。我々は大英帝国が衰退していくのを目の当たりにすることになるのでしょうか?

★悪材料出尽くしではなく、これは終わりの始まりです。これであく抜け、とは考えないことです。。引き続き市場を見ていきます。


posted by est at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場雑感 | 更新情報をチェックする
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